ロシアシベリアのロンズデーライト(Lonsdaleite)
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シベリアとは..?
「シベリア」は、ユーラシア大陸の大国・ロシアのウラル山脈分水嶺以東の北アジア地域を指す地域名です。タイガと呼ばれる針葉樹を中心とした広大な森林地帯が大半を占める地域で、1908年6月30日にシベリア中央のタイガ奥地を流れるポドカメンナヤツングースカ川付近の上空で、直径50?60m規模の隕石が大気中で爆発し、巨大な爆発が起きたことで知られています。この爆発の威力は、広島原爆の約185倍と言われ、爆発発生地点を中心とする半径30?50kmの範囲で森林が炎上し、東京都とほぼ同じ面積の範囲の樹木がなぎ倒されました。
ロンズデーライト(Lonsdaleite)とは..?
「ロンズデーライト」(Lonsdaleite)は、通常の立方晶ダイヤモンドよりも硬度が高い六方晶ダイヤモンド(Hexagonal diamond)として知られる石で、1967年に「キャニオン・ディアブロ隕石」(Canyon Diablo meteorite)から世界で初めて発見されました。また、1908年6月にロシアのシベリアで起こった隕石衝突事故「ツングースカ大爆発」(Tunguska explosion)の現場からも存在が確認されるなど、隕石の中に結晶が含まれていることが多く、地球上には存在しない物資です。とくに、宇宙空間の隕石が地球に衝突する際に生成される点が特徴となっています。
外観色は透明な黄褐色で、硬さは純粋なロンズデーライトがダイヤモンドの約58%硬いとされており、隕石などから抽出される天然石では不純物が含有されているため、通常のダイヤモンドより硬度が低くなっています。一方、ロンズデーライトは隕石由来の鉱物で希少価値が非常に高く、現在までに宝石やアクセサリーとして市場に出回ったことはありません。
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