明智光秀埋蔵金伝説(天海南光坊の財宝)
「羽柴秀吉」(豊臣秀吉)に山崎の戦で敗れ、山科の小栗栖で百姓による落ち武者刈りで殺害されてこの世を去ったとされる「明智光秀」は、1582年6月21日(天正10年6月2日)に起きた"本能寺の変"で天下取りの「織田信長」を破った武将として有名な武将です。
そんな明智光秀には、じつは暗殺されて亡くなったのではないとする説も残されています。そして、その説には2つのストーリーがあり、1つ目が百姓による落ち武者刈りに遭遇したものの、この時は致命傷を負った状態で逃げ切り、その後自害したという説で、もう1つの説は、暗殺計画を無事に逃れ、その後「天海」(南光坊)という僧になったという物語です。
「天海」とは、江戸時代初期に徳川家康を幕僚(指揮官を補佐する高等武官で参謀のような存在)として支えた人物と言われており、彼が姿を変えて生き残った明智光秀であるとする説が言い伝えられています。それを証拠に、日光東照宮には明智光秀の「桔梗紋」が掘られている場所があることは、興味深い事実と言えるでしょう。
「金山の 尾の尾の先の尾の先に 朝日照らす木のもとに 小判千両 有り明の月」
この詩は、織田信長を討伐する2度目の丹波攻めにて、一夜にして築いたとされる"金山城"で滞在中に書いたと言われており、これが明智光秀の軍用金を隠した場所のありかを示す詩なのではないかと言われています。この詩が読まれた時代の通貨単位である1両が、現在価格のレートで約10万円と考えた場合、1億円以上の財宝が眠っていると考えることもできます。
また、明智光秀が書き残した書の中に、もう1つ財宝の在りかを示すヒントが書かれているとされる記述も残されています。
「身をも名も 惜しまねばこそ 松のみとりいろ濃き 弥生空 くちなは頭の影をふむ 岩戸苗のその下に こがね三百しろかね千貫」
これらのことから、明智光秀が残した軍用金の埋蔵地は、明智光秀ゆかりの亀山城跡地、京北町の菩提寺、周山慈眼寺、大津周辺の4ヵ所が有力地となり、一方で滋賀県の"琵琶湖"に沈めたのではないかとする都市伝説を語る専門家もいるのだそうです。
(参考文献: ウマヅラビデオ / https://www.youtube.com/user/UMADURAVIDEO)
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