ダイヤモンド採掘公園「ダイヤモンドクレーター州立公園」
アメリカ合衆国の南東部アーカンソー州に「マーフリーズボロ」（Murfreesboro）という田舎町がありますが、ここは昔からダイヤモンドの産地として有名な町として知られています。1906年にダイヤモンドの原石が発掘されて以降、世界各地からトレジャーハンターたちが押し寄せ、今では1972年に州立公園として指定された「ダイヤモンドクレーター州立公園」（Crater of Diamonds State Park）を目当てに、年間12万人もの観光客が訪れているとも言われています。
じつは、この町の観光スポットである「ダイヤモンドクレーター州立公園」は、9500万年前に侵食された火山の一部という土地柄、世界で唯一一般人がダイヤモンド採掘をできる場所となっており、入場料金は7USD（約135円）、公園内の「ダイヤモンド発見センター」（Diamond Discovery Center）という施設で、ダイヤモンドの採掘に必要なメッシュフィルター、バケツ、シャベルなど道具一式を20USD（約2,100円）で借りれるようになっています。また、公園内の土ごとバケツに入れて、シェイカーなどのツールを使用してダイヤモンドを探すことが可能で、もし公園内で発見したダイヤモンドは、自分の所有物として自宅に持ち帰れるようになっています。
実際、2日〜3日に1個の割合でダイヤモンドが見つかっていると言われており、過去には10カラットを超える天然ダイヤモンドを発掘したが数人おり、最近では2020年9月7日に銀行支店長のケビン・キナード（Kevin Kinard）さんという方が、9.07カラット（1.8g）のダイヤモンドを発見した例があります。こちらはわずか10分の捜索時間だったということで、アメリカのメディアでも大きく取り上げられたそうです。
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